⚫良性か悪性か

発生した乳腺腫瘍が良性か悪性かを判断するには切除をして病理組織検査をする必要があります。
ただし、手術前の段階でも、そのしこりの大きさ、成長速度、皮膚の状態、細胞診検査を行うことで悪性度を仮判定します。
犬の場合、乳腺腫瘍の約50%が良性、約50%が悪性と言われております。
大きさが増すと悪性度が高くなる事が分かっているので、いずれにしても早期切除が推奨されます。
ただし、手術を行う前の段階で肺や肝臓等に転移が認められる場合、または炎症性乳癌が強く疑われる場合では手術不適応となることがあります。