●悪性度・治療

病理組織診断によって悪性度が評価されますが、以下の2通りの評価法があります。
Patnaik分類:腫瘍の拡がりや腫瘍細胞の形態によって、低グレード、中間グレード、高グレードの3段階に分けられる
Kiupel分類:腫瘍細胞の形態によって、低グレード、高グレードの2段階に分けられる

総合的な判断の下、追加の治療をするか判断することになります。
低〜中間グレードで根治的切除がなされていれば、腫瘍の根治を期待できます。
一方、明らかに高グレードの場合や、外科切除で取りきれなかった場合(切除したライン上に腫瘍細胞が見られる)などでは、追加の化学療法(抗がん剤)または放射線療法を検討します。