⚫良性か悪性か

発生した乳腺腫瘍が良性か悪性かを判断するには最終的には外科切除をして病理組織診断をする必要があります。
猫の場合、乳腺腫瘍の80〜90%が悪性であり、初診時の時点で高確率に肺やリンパ節に転移していると報告されています。
よって手術を行う前の段階で肺などに転移が認められる場合は手術不適応となることがあります。
手術によって腫瘍を摘出しても、その後の再発率や転移率は非常に高く、完治は難しいとされます。
よって以下の治療に関しては、腫瘍の状況、転移の状況、全身状態、ご家族の意向を統合して決めることになります。